富士通テン、デジタル無線タクシー配車システム・2005年モデルを発表

自動車 テクノロジー ITS

富士通テンは、大規模・中規模ユーザーを対象にしたデジタル無線タクシー配車システム『Type-A』の2005年モデルを5月から発売すると発表した。今回発売するシステムは、タクシー乗務員へのサポート機能を充実させたのが特長。

車載端末を使って、迎える顧客までの距離や方向を液晶画面上での矢印表示と合成音声で案内する「スマートガイド(簡易ナビ)機能」や、任意のエリアごとの空車台数や顧客を乗せた回数などの情報を画面に表示することで、効率的な運行をサポートする「稼動実績表示機能」を追加した。

さらに、大規模ユーザー向け対応機能も強化した。タクシー会社の営業エリアの分割単位数を今までのモデルに比べて4倍の255エリアに拡大した。これにより、広範囲の営業エリアでも、細かく分割して管理できるようになった。

また、システムが運用管理するタクシー台数も、従来は最大2000台だったのが1万台まで対応可能になり、大都市圏などの車両台数の多いタクシー会社も含め、顧客の規模に合わせてフレキシブルな対応が可能となった。

デジタル分散基地局無線装置では、従来の送信出力10Wタイプに加え、5W専用タイプを新たに追加した。これにより、基地局の出力数に合わせた選択肢が増え、送信出力5Wの基地局を導入する場合のコスト低減が図れる。

《レスポンス編集部》

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