【新聞ウォッチ】鉄鋼各社が最高益、自動車向け値上げ浸透などで

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年5月13日付

●富士重工、売上高過去最高を更新 税引き後利益は減(読売・10面)

●解説:F1トヨタ快走 車体改良で躍進今季表彰台の常連(読売・15面)

●マツダ「クロノス」などリコール(読売・33面)

●ハイブリッド車をトヨタ、米で生産、06年から(朝日・3面)

●米自動車産業に配慮の発言次々、首相ら摩擦を懸念(朝日・13面)

●「猫の目」新シリーズ、プジョー来月発売(産経・9面)

●交通違反の“逃げ得”許さず、悪質な950人に逮捕状(産経・27面)

●会社とは何か:トヨタ流30年の「騎士道」(日経・1面)

●鉄鋼大手、軒並み最高益(日経・11面)

●日産ディーゼル、300億円の最終黒字、前期最高 海外販売伸びる(日経・19面)

ひとくちコメント

新日本製鉄など鉄鋼大手4社の05年3月期連結決算が出そろった。きょうの産経が日本郵船など海運大手3社の好決算とセットにして1面トップ、日経など各紙もそれぞれの決算分析の記事を取り上げている。

中でも鉄鋼各社は中国向けなどの輸出のほか、自動車、造船の国内需要が好調なのに加え、鋼材値上げを昨年、自動車業界などを対象に2度実施し、平均価格が1−2割上昇したため、経常利益は当初予想より大幅に増加したという。

このため、住友金属が23年ぶり、新日鉄が15年ぶり、神戸製鋼所は14年ぶりと、経常利益は軒並み過去最高を更新したという。

一方、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社の05年3月期連結決算も売上高、純利益が過去最高を更新。中国関連の輸送需要の増大が大きく寄与したという。

反日デモなど「中国リスク」の懸念はあるものの、鉄鋼、海運両業界とも「中国市場への期待感は依然、高まっている」(産経)と見通しているようだ。

《福田俊之》

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