【新聞ウォッチ】奥田会長、次の“財界総理”トヨタ以外が理想

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年5月24日付

●中国副首相 財界とは和やか昼食会、「政冷経熱」を象徴(読売・2面)

●三菱自動車4747億円赤字 不祥事響く、売上高15.8%減(読売・8面)

●「次期会長トヨタ以外から」経団連、奥田会長(読売・9面)

●ガソリン高値10年ぶり水準、5月、今後値下がりも(朝日・1面)

●自動車11社 8社が最高益に、北米など販売好調反映(朝日・11面)

●ホンダ、国内営業体制を再編(朝日・11面)

ひとくちコメント

日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長兼任)が経団連の次期会長について「(2代続けて)トヨタ出身という路線は避けるべきである」と語ったという。きょうの各紙が報じている。

奥田会長は1年後に退任する予定で、その後継候補として同じくトヨタ出身の張富士夫社長の名前が取り沙汰されている。

この日の奥田氏の「軌道修正」について、「トヨタの人事になお影響力を持つとされる経団連元会長の豊田章一郎氏(トヨタ名誉会長)の意向が大きいとの見方がある」(日経)など、様々な憶測も飛び交っている。

で、“財界総理”にふさわしい人物については「財力、人材のある企業でないと難しい。経済界の動きに知識が豊富で判断があり、外交関係もうまく処理できる人が条件」とも述べている。

その条件に当てはまるのは、今のところ奥田現会長しか見当たらない。“老害”と揶揄をされなければ、さらに続投もあり得るかも……。

《福田俊之》

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