【新聞ウォッチ】初代トヨタ カローラ 復元、技術の伝承の“教材”に

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年5月25日付

●飲酒運転 暴走、後絶たぬ悪質ドライバー、厳罰化効果見えず(読売・3面)

●40年の歴史に幕、イラン大衆車(読売・6面)

●初代カローラ、38年ぶり復元(読売・8面)

●「和のデザイン」で売る日本製、「レクサス」など和を意識(読売・36面)

●三菱ふそう、欠陥またもや放置、大型トラック、骨折など3人けが(朝日・34面)

●ガソリン高騰、優遇政策追い風に、ハイブリット車米で人気加速(東京・8面)

●BMW最高級車を公開、28日から全国販売(東京・8面)

●車検広告、料金や時間明確に、公取委、業界団体に要請(日経・5面)

●高速道路新会社、設立委委員に奥田会長ら内定(日経・5面)

●ハイブリッド車、自社で、GM副社長、トヨタ支援受けず(日経・9面)

●ロシア工場進出ダイムラー計画(日経・9面)

●ハイブリット車累計10万台達成、ホンダ、世界販売(日経・11面)

●トヨタ、整備履歴を一元管理(日経・13面)

●排ガス規制対応トラックを発表、日野自動車(日経・13面)

●ドライブ出発時刻案内、ホンダ、渋滞予想から逆算(日経・29面)

ひとくちコメント

アイシン精機が技術者教育の一環として取り組んだ初代『カローラ』の復元作業が終わり、刈谷市の同社試作工場で公開された。

1967年に造られた車両が38年ぶりによみがえったわけで、きょうの読売などがカラー写真で掲載しており、往年のカローラユーザーにとっては懐かしいショットでもある。

記事によると、公開前には岩月三喜男工場長が「(復元が)現場の力になっていると感じている」とあいさつ。技術者らが角張ったデザインの白色の車体に乗り込み、敷地内を試走したという。

初代カローラを再生したのは、若手を中心とした技術者約90人。野ざらしになっていた車両の分解、洗浄を開始。タイヤを除く8、9割は元の部品を修理して使ったという。

2007年問題を控えて「技術の伝承」が問われているが、トヨタ系では若手の教育指導にも余念がない。

《福田俊之》

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