バイクを分解、部品をオークションで転売

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神奈川県警は26日、盗品のバイクを部品レベルに分解し、インターネットオークションでパーツとして販売していたとして、津久井町内に在住する32歳の男を窃盗容疑で再逮捕した。男は「盗品とは知らなかった」などと供述。容疑を否認している。

神奈川県警・相模原署によると、窃盗容疑で再逮捕されたのは津久井町内に在住し、自動車部品販売業を自称する32歳の男。直接の逮捕容疑は今月1日、横浜市保土ケ谷区内にあるアパートの駐車場から、24歳の男性が所有するバイク1台を盗んだというもの。

この男は盗んだバイクを集積し、それを部品レベルにまで分解した上でインターネットオークションに「交換用部品」の名目で多数出品。今年2月からの3カ月あまりで約1000万円の不正な利益を上げていた疑いがもたれている。

今月4日、盗んだバイクを倉庫で解体している際に建物に引火。火は間もなく消し止められたが、通報を受けて駆けつけた同署員が倉庫内へ大量に置いてあったバイクのフレームを不審に思い、刻印されたナンバーの照会を行ったところ、その大部分が盗品と判明した。

この際、男は「盗品と知らないで見知らぬ男から購入した」と供述したため、盗品等有償譲り受け容疑で逮捕している。

その後も調べを進めたが、男が第三者に代金を支払って購入したという出入金の記録が確認できないことから、盗難にもこの男が直接関与していたものと断定。今回の再逮捕に踏み切った。

ただし、男は再逮捕された今でも「バイクは見知らぬ男から買った」という従来からの供述を変えておらず、警察では今後も厳しく追及し、バイクの入手ルートについての特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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