三菱ふそうトラック・バスは、『エアロクイーン』または『エアロバス』の制動装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は92年10月から95年8月までに生産した1024台。
これらのクルマでは、エアコンプレッサのエア吐出温度が高いため、エアアウトレットパイプ内部にコンプレッサの潤滑油が炭化して堆積する場合がある。
使用を続けると、パイプ内部の堆積物が過熱されてパイプに穴が開きエアが漏れて充填できなくなり、最悪の場合、制動力が低下する。またフィンガコントロール変速機搭載車では、変速操作ができなくなるおそれがある。