ホンダは、2004年度の日本国内での環境保全取り組み実績と、2005年度目標をまとめた環境報告書「ホンダ環境年次レポート2005」を発行した。
環境年次レポートは、1998年度から毎年度継続して発行しており、今回で第8号となる。
今回のレポートでは、同社が定めたホンダ環境宣言のもとで取り組んでいる環境活動の目標と実績を年度毎に報告し、同社の企業活動にかかわる多くの人の意見や批評を受けるための環境コミュニケーションツールとして発行している。
今年度から生産領域においてCO2以外の温室効果ガスの排出量について初めて開示したほか、グローバル環境負荷の集計を初めて開示するなど、情報開示範囲をより拡大させた。
環境報告書によると、1995年比で二輪車の平均燃費は34.2%向上し、HC排出量は26%削減した。四輪車は1995年比で平均燃費が30.9%向上しHC、NOxの総排出量は86.0%削減した。また、2005年3月時点で、3ツ星低排出ガス車が13機種、4ツ星低排出ガス車が11機種で、国内販売に占める低排出ガス車の比率は81.4%だった。