ヤマハ、バイオ事業を本格展開

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ヤマハ発動機は6日、バイオテクノロジー部門が強力な抗酸化力をもった希少サプリメント成分の量産化技術を確立したと発表した。年内に消費者向け商品を売り出すなど、バイオ事業を本格的に立ち上げる。

この成分は藻から取り出す「アスタキサンチン」。抗酸化作用で、抗炎症作用や皮膚の老化防止、筋肉疲労改善などの効果が期待されている。ヤマハは量産化技術を開発するとともに、8%という高い抽出濃度も実現した。現状では5%程度の濃度にとどまっているという。

年内にヤマハがサプリメントを発売するとともに、健康食品や化粧品メーカーなどにもサンプル出荷する。来年10月からは静岡県袋井市に建設する専用工場で量産に入る。

ヤマハは1997年からバイオ事業に着手、現在は売り上げが年1000億円規模の飼料販売にとどまっている。会見した梶川隆社長は、「07年に10億円、10年後の2015年には300億円規模に拡大させ、新規事業の柱に育成したい」と述べた。

《池原照雄》

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