三菱自動車、三菱自動車販売協会、ラリーアートは、9月29日から10月2日に開催されるラリー・ジャパン2005に参戦する田口勝彦選手の『ランサーエボリューション(グループN仕様)』(三菱自動車ディーラーチーム)の専属メカニックとして、全国の三菱系販社から5人のメカニックの派遣を決定したと発表した。
三菱自動車は、整備技術の向上や職場での士気高揚などを目的として、選抜したメカニックを主に国際格式のラリー競技に派遣してきた。ラリー・ジャパンに派遣するメカニックは、7月5日−7日に静岡県モビリティパークで選考会を実施して決めた。
三菱自動車は、1993年から販売会社メカニックの海外ラリー派遣活動を開始し、過去11回で総勢55人を香港北京ラリー、オーストラリアラリー、UAEデザートチャレンジ、チュニジアラリーなどに派遣してきた。
現地で得た貴重な経験を、販売会社での日常業務で実践することで、顧客へのサービス品質向上を図ってきた。WRCへの派遣は1997年オーストラリアラリーに続く2回目。
今回は、全国164社の販売会社で働く8500人のサービススタッフが書類審査の末、25人が最終選考会に進出した。実戦を想定したラフロードを舞台に3日間にわたって整備技術や精神面、体力面などの各種審査で競った。派遣が決定したメカニックは今後、国内での研修を経て、本大会に備える。
5人のメカニックは石川大悟(30、北海道三菱)、久野太志(26、川崎三菱)、吉村禎晃(30、東京三菱)、鶴見隆司(32、愛知中央三菱)、藤林義孝(26、京都三菱)。