横浜ゴム、工場にコ・ジェネを導入

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横浜ゴム、工場にコ・ジェネを導入
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横浜ゴムは、乗用車用タイヤ工場の三島工場で、7月1日から都市ガスを利用した発電機定格出力5270kWのコージェネレーション(熱電併給)システムを稼働させたと発表した。

二酸化炭素排出量の削減が目的で、システム稼動後には1990年度比で17%の削減を見込んでいる。ガスタービン発電設備には吸気冷却装置を、排ガスボイラーには追焚装置を採用し、発電効率29.6%、総合効率84.2%まで向上させた。

また、遠隔監視システムによって24時間リアルタイムに監視でき、故障、不具合時でも迅速な対応が可能。システムの導入では「ESCO事業」方式を利用し、新エネルギー・産業技術総合開発機構から「エネルギー使用合理化事業者支援事業」の補助金を得た。

同社は二酸化炭素の排出量を、2010年度に1990年度実績レベルに安定させる全社目標を設定しており、目標達成に向け、とくにタイヤ工場ではコージェネレーションシステムの導入に取り組む方針。

同システムは電力と熱エネルギーを同時に得られるため、加硫に大量の蒸気を必要とするタイヤ生産に最適なエネルギーシステムとなっている。

すでに平塚製造所に導入しており、今後は、二酸化炭素排出量削減効果の大きいガスタービンコージェネレーション設備を2006年度中に三重工場、新城工場で相次いで稼働させる計画だ。

《レスポンス編集部》

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