【スバルB9トライベッカ 海外リポート】その2 セダンに負けない走りを目指した

自動車 ニューモデル 新型車
【スバルB9トライベッカ 海外リポート】その2 セダンに負けない走りを目指した
【スバルB9トライベッカ 海外リポート】その2 セダンに負けない走りを目指した 全 6 枚 拡大写真

エンジンやトランスミッションなどのドライブトレインは『レガシィ』用をアレンジ。またサスペンションや一部のボディ構造部も流用する。かといってレガシィのシャシーにボディを被せ直したワケではない。『B9』トライベッカはレガシィより重心高が高く、ボディサイズも大きくなっているから、ほとんどが別パーツといっていいほどだ。

また、フロントのサイドフレームなどはB9トライベッカに流用することを前提に少し幅広くデザインしているから、構成するシャシーはレガシィ用でもありB9トライベッカ用でもあるのだ。

フロントストラットサスペンションはロアアームの取り付け部が補強されている。運転席から後ろはフロアパンもB9トライベッカ専用設計になり、リヤサスペンションも専用でデザインされたダブルウイッシュボーンになっている。

B9トライベッカの開発の指揮をしたプロジェクトゼネラルマネージャーの大和正明さんは、「3列シートのSUVという機能を持ちながらスバルらしいセダンに負けない走りを実現した」「そのベースになったのは、重心の低い水平対抗ボクサーエンジンと安定した走行ができるシンメトリカルAWDというスバル独自の技術である」といっていた。

エクステリアデザインは革新的なSUVを目指しただけのことはあって、個性的で存在感がある。最近のスバルの顔になっている3分割グリルも、この車高の高いクルマに似合っているように見えてくる。サイドからリヤにかけてはウエストラインがつままれたようになっていて、そのまま回り込んでいる。ここはいままでのSUVにない面質感を感じさせてくれ、とてもモダンに見える。

インテリアはちょっとうねったダッシュボードが特徴的。いっぽう、シートアレンジなどはごく一般的なセオリーの展開パターンだ。安全性に関しては7人分の3点式シートベルト、7人分のヘッドレストが備えてあり、運転席、助手席のエアバッグのほかにサイドのカーテンエアバッグは後席までカバーしている。(つづく)

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 歩道乗り上げ死亡事故、発端は漫然横断の自転車だった
  2. 新エンブレムと充実の装備、フランス生まれの“遊べる空間” ルノー『カングー』がマイナーチェンジ! 419万円から
  3. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 「日産始まったな」新型『キャラバン』が話題に!アウトドア向け装備も充実で「ますます魅力的」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る