カルソニックカンセイが子会社を売却、業界トップの携帯電話販売会社が誕生

自動車 ビジネス 企業動向

カルソニックカンセイは、携帯電話販売子会社のカルソニックコミュニケーションをMSコミュニケーションズに売却することで合意したと発表した。

カルソニックカンセイの持つカルソニックコミニケーションの全株式をMSコミュニケーションズに売却する予定で、7月29日の譲渡を予定している。

カルソニックコミュニケーションは1997年に設立されたカルソニックカンセイの100%子会社で、携帯電話販売などの情報通信サービスを提供している。カルソニックカンセイは、昨年11月にまとめた「05-07新中期経営計画」で、自動車事業への経営資源の集中による競争力強化を掲げており、これに沿ってカルソニックコミュニケーションの売却を検討してきた。

一方、MSコミュニケーションズは、通信事業のさまざまな戦略的展開の可能性を検討しており、今回の株式売買は両社の意向が合致したことで実現したと、している。

今回の株式売買の実施で、MSコミュニケーションズグループとして、売上高2500億円、従業員3000名、年間総販売数330万台規模と、業界トップの携帯電話販社グループが誕生する。

通信業界は、携帯電話の高機能化によって携帯電話端末の世代交代需要の伸びが期待されている。また、2006年度に導入が予定されているナンバーポータビリティの開始で、通信事業者間のユーザーの流動化が予想されている。

MSコミュニケーションズとカルソニックコミニケーションは、こうした環境変化に対応し、新たな需要の獲得と既存顧客の囲い込みを目指す。

両社は「人材の育成」と「コンプライアンス経営」に注力し、来年早々の経営統合を目指す予定で、カルソニックコミニケーションは株式売買が実行された後も当面の間、現行の販売網を通じて、MSコミュニケーションズグループとして携帯電話事業を継続する。

《レスポンス編集部》

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