ヤマハが産学連携、共同研究を公募

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ヤマハ発動機は、「ヤマハ発動機共同研究公募」制度を創設し、第1回の募集を7月19日から開始すると発表した。

共同研究公募の対象は日本国内の大学および公的研究機関に所属する研究者個人またはグループ。

新たに創設する制度は、同社が重視する技術分野について研究テーマを広く募集し、共同研究を通して技術の方向性・可能性を共に探索、検証するのが目的。

公募の形にしたのは、より多くの大学との連携チャネルを開拓し、大学研究者の視点による独創的かつ先進的なテーマを設定するのが狙い。

同社はこれまで国内外の大学と数十件に及ぶ共同研究の実績がある。しかし、特定部門と特定研究室間の個別的関係にとどまっていた。

今後は産学連携に組織的・戦略的に取り組むため、本年2月にコーポレートR&D本部内に産学連携事務局を設置し、同社の地元の静岡大学イノベーション共同研究センターとの交流パイプの拡大や、産学連携に関する関連会社との組織作りなど、積極的なコーディネーション活動を展開している。

今後、特定の技術分野について目標達成までのロードマップ作りから共同研究の実施までを、大学と協調して推進する組織的連携、大学が保有する知的財産を活用した新技術の迅速な導入なども検討していく。

今年度の公募は、エンジン制御、ビークルバーチャルシステム、材料技術、固定・固着・コーティング、浄水・増水技術、マーケティング手法の6領域、全14テーマについて募集し、合計10テーマ程度を採用する予定。募集期間は7月19日から9月30日まで。共同研究の実施は2006年4月から開始予定。

《レスポンス編集部》

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