【スズキ エスクード 創った人】その2 オフロード性能も磨き上げた…山田功二チーフエンジニア

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキ エスクード 創った人】その2 オフロード性能も磨き上げた…山田功二チーフエンジニア
【スズキ エスクード 創った人】その2 オフロード性能も磨き上げた…山田功二チーフエンジニア 全 5 枚 拡大写真

「新型『エスクード』はモノコックボディを採用し、4輪独立懸架のサスペンションとしたことで、オフロード性能が犠牲になっているのでは、と心配される方もいるかもしれませんが、それはまったくの取り越し苦労です」と語るのは、新型エスクードのチーフエンジニア山田功二さん。

「エスクードのモノコックは、強靭なラダーフレームを骨格の一部として取り込んだ、ビルトインラダーフレーム構造を採用していますので、本格的なオフロード走行にも耐えることができます。また、4WDのシステムは走破性の高いLSD付きセンターデフ式のフルタイム4WDを新たに採用しています」

「当然、スズキ伝統の副変速機とセンターデフロック機能も踏襲しており、その操作はダイヤルひとつで簡単に切り替えることができます。2.7リッター車にはESPも装備されるようになりましたので、オフロードでも高い走破性を実現しました」と説明する。

実際に新しくなったエスクードでオフロードを走ってみると、予想以上に走りやすくなっていることがわかる。サスペンションは独立懸架になったが、ストロークがじゅうぶんに確保されており、的確に路面を捉えてくれる。万一、一輪が浮くような場合でもセンターデフのLSDが働き、駆動力を確保してくれるので、深いコブのある路面でもテクニックを要することなく走破できてしまった。

2.7リッター車にはESPが標準装備されているので、滑りやすい路面の急坂道で止まってしまっても最適なトラクションを与えてくれ、簡単に再発進が可能だ。しかもエスクードのプライスタグは、もっとも高い2.7リッター車でも価格は252万円。これだけの本格的なオフロード性能を持ちながら、この価格は魅力的だ。

ワタシ自身もモノコックとなったことで、オフロード性能がスポイルされていると思っていたが、その心配は杞憂に終わった。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る