東洋ゴム工業は、国内の市販向けタイヤを近く値上げする方針を明らかにした。市販用タイヤでは、横浜ゴムが4%の値上げを発表しており、東洋ゴムも追随する。
東洋ゴムは市販用タイヤを値上げするのは、原材料の高騰が理由だ。値上げは近く正式に発表する予定で、今秋から実施される。値上げ幅は4%以上となる見通しで、現在最終的な詰めの作業を行っている。
また、自動車メーカー向けに納入しているタイヤについても値上げを要請する。
市販用タイヤ業界は、昨年に値上げを実施したが、その後も原材料が高騰している。このため横浜ゴムが先陣を切って再値上げを発表、東洋ゴムもこれに追随する。今後、住友ゴム工業も値上げを発表する予定で、最大手のブリヂストンの対応が注目される。