フォード・モーター・カンパニーは、英国フォーミュラ・フォード選手権へのサポートを2008年まで拡大し、イギリスでの「グラスルーツ」カテゴリーのモータースポーツを支援していくと発表した。
フォーミュラ・フォード選手権は、シングルシーター・シリーズ。フォーミュラ・フォード選手権からは多くのF1チャンピオンが輩出されており、若くて才能あふれるドライバーたちにとって自らがステップアップするのに理想的な方法とされている。
フォードは、規定を持続性のあるものにし、マニファクチャラーが長期的なプランを立てて参戦できるように提案している。
2006年からは信頼性が高くパワーのある、新型フォード・フォーカスに搭載されている1600ccの「デュラテック」エンジンを導入する。同エンジンは、1993年以降使用されてきた1800ccの「ゼテック」エンジンと取って代わり、現在の車両にはレトロキットとして提供する。
同社は、2005年のフォーミュラ・フォード選手権シリーズでもシリーズ優勝者にフォード「フォーカスRS」WTCCのフル・テスト・ドライブの機会を与える。シリーズ後半にはさらに、賞金1万ポンドが与えられる。
同社のサポートは2008年まで継続し、具体的な支援内容に関しては決定次第発表する予定。現在、2006年度の1600ccデュラテック・エンジンの使用は確定している。
フォーミュラ・フォード選手権からF1にステップアップしたドライバーには、ミハエル・シューマッハ、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセル、デイモン・ヒル、ジェンソン・バトンなどがいる。