【新聞ウォッチ】メルセデスベンツ、“安心”電子キー神話崩壊

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今日の朝刊から---気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年7月21日付

●ホンダ、売上高10兆円目標 2007年度、四輪販売400万台に拡大(読売・8面)

●現代自動車「ソナタ」CMにヨン様起用(読売・8面)

●トヨタのヒケツ(下) 海外販売好調、現地生産拠点なお不足(読売・9面)

●キー再発行、恐々ベンツ盗、運輸局から所有者情報→「紛失」本人確認なし(読売・35面)

●トラック658台またリコール 三菱ふそう(朝日・37面)

●GM3期連続赤字、4−6月期北米の不振響き(毎日・9面)

●円安、1年2カ月ぶり113円台、景気回復へ追い風(産経・9面)

●ガードレールの金属片 車接触させ再現、JAFが実験で裏付け(東京・27面)

●旭硝子、インドに新工場 (日経・11面)

●鋼材使用量月1000トン削減、ダイハツ(日経・11面)

●レクサス部品工場拡張 トヨタ紡績(日経・11面)

●ランドローバー1000台のリコール(日経・43面)

ひとくちコメント

メルセデスベンツの電子キーが不正に再発行され、2003年秋以降だけで30台以上(被害総額2億円以上)が盗まれていることが警視庁の調べでわかった。きょうの読売が社会面で詳しく報じている。

記事によると、窃盗グループはまず、メンバーが狙いを付けたメルセデスベンツのナンバーを控え、運輸支局で「登録事項等証明書」を取得。その証明書に記載された車体番号や所有者などの情報を、中古車ブローカーに伝える。

ブローカーは、取引のある中古車業者に、「顧客がキーを紛失した」と偽って再発行の手続きを依頼。中古車業者は別の業者に下請け発注するなどし、メルセデスベンツ輸入元のダイムラークライスラー日本から電子キーを再発行してもらう。その電子キーは、窃盗の実行部隊に渡っていたという。

メルセデスベンツの電子キーは複製が事実上不可能といわれていただけに、手口の巧妙さと運輸支局、デーラーのずさんな管理にユーザーはショックだろう。

また、被害者の中には、俳優の小林薫さんも含まれていたそうで、テレビのワイドショーなどでも取り上げる可能性が大きい。

《福田俊之》

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