タイヤ連続パンク事件、被害を強調する男が容疑者

自動車 社会 社会

警視庁は18日、クルマのタイヤにアイスピックを使って穴を開け、パンクさせたとして、東京都中野区内に住む69歳の男を器物損壊の容疑で逮捕した。男の自宅周辺ではタイヤのパンク事件が相次いでおり、警察では余罪についても調べを進めている。

警視庁・中野署によると、器物損壊の容疑で逮捕されたのは、中野区内に在住する69歳の男。この男は11日の午前1時ごろ、中野区東中野1丁目付近の民家駐車場に止められていた乗用車のタイヤ1本にアイスピックを突き立て、穴を開けてパンクさせた疑いがもたれている。

中野区東中野周辺では、今年2月以降に同様の被害が53件発生しており、5月以降は激化していた。このため警察が監視カメラを設置したところ、犯行に及ぶ男の姿をキャッチしており、これが逮捕の決め手となった。

逮捕された男は、以前から「自分も被害を受けた」と声高に主張しており、事件を取材するテレビ局のインタビューにも応じていた。だが、近隣の住民からは「あの人が怪しい」というような指摘もこれまでに寄せられていたようだ。

なお、男は警察の取り調べに対し、「自動販売機でジュースを購入した際、釣り銭が出てこないので腹が立ってやった」などと、的外れなことを話したり、警察の捜査体制を批判する言動を行っているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る