スズキ、熱耐アルマイトのバラツキを無くす

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ、熱耐アルマイトのバラツキを無くす
スズキ、熱耐アルマイトのバラツキを無くす 全 1 枚 拡大写真

スズキは、ピストンなどのアルミ表面に加工されるアルマイト皮膜の膜厚のばらつきを改善し、現状の方法で行うよりも膜厚をさらに平滑化でき、耐食性、耐久性、及び耐腐食性などを向上させるアルマイト処理の新技術「ハイパー・アルマイト」を開発したと発表した。
 
ピストンなど、金属同士が高速で擦れ合い、熱負荷が高くなる部位には、アルミ表面の粗さを滑らかにし、耐食性や耐久性などを向上させるため、アルマイト皮膜が施されている。従来の方法では皮膜の厚さにばらつきが生じ、局部的に高温になり、皮膜の溶けが発生しやすいなどの弱点があった。
 
同社が開発したハイパー・アルマイトは、「交直重畳技術(交流+直流電解)」という新しい電解処理技術を応用することで、アルマイト皮膜の膜厚を均一にして平滑化を図り、アルマイト処理の品質を向上させ、ピストンリング溝などの耐熱性、耐久性を向上させる。

また、生産面ではアルマイト処理に要する時間を約1/4に短縮してコストの低減、物流の改善が実現、環境面でも未燃焼ガスの排出抑制、環境負荷物質の低減が図れる。
 
同社はハイパー・アルマイト技術を軽自動車の『ワゴンR RR』の直噴ターボ仕様車のピストンに今年6月生産分から採用しており、今後この技術を四輪車、二輪車、船外機にも採用を拡大していく計画だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  4. 3分で20万台受注!? シャオミの市販車第二弾『YU7』にSNSも大注目!「日系EVとは爆発力が違う」の声も
  5. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る