三菱『グランディス』にスポーツギアが追加されたのと同時に、グランディスシリーズがマイナーチェンジを実施した。今までは、エレガンス系とスポーツ系に分かれていたグレード体系を、MXやエクシードなど三菱おなじみのグレード展開に変更した。
さらに内装や装備などを好みの組み合わせにできる、カスタマーフリーチョイスを廃止し、人気の組み合わせをグレード展開に反映している。
エクステリアもフロントバンパーやグリル、ボンネットなどを変更し、より洗練されたイメージのマスクに生まれ変わった。インテリアはブラックとベージュの色合いが用意され、どちらかを選択することができるようになっている。
エンジンやトランスミッションには大きな変更はないが、2.4リッター直4DOHCエンジンは環境性能が3つ星から4つ星に進化させた。
グランディスを開発した、RV2商品開発プロジェクト 葛岡則章さんは「スポーツギアに導入するために開発した、ボディなどの補強は結果的に全車に採用されることになり、すべてのモデルで走りがよくなっています。販売比率的には、エクシード系が50%で、スポーツギアは30%ぐらいを期待しています」とコメント。
実際にその改良は走りにも反映されており、ほかのモデルに乗っても、ハンドリングの確さが増していた。グランディスは欧州にも輸出を行なっているだけのことはあり、走りは年々と熟成されているようだ。