真夏の暑さの中行われたハンガリーGP決勝。今季初ポールを獲得したミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がスタート直後の第1コーナーを制し、4番グリッドのキミ・ライコネン(マクラーレン)が続き、3番手以降を大きく引き離す。
そのライコネンにとって最大のライバルであるフェルナンド・アロンソ(ルノー)は予選でのミスが響いて6番手スタート。さらにオープニングラップでのアクシデントでフロントウイングを失い、ポイント圏外に大きく後退する。
共に3ストップ作戦を選択したトップの2人。2度目のピットストップでライコネンがシューマッハを逆転。さらに2ストップを選択し2人の前に出て首位走行中だったフアン・モントーヤ(マクラーレン)がトラブルのために姿を消すと、トップに立ったライコネンがそのまま順位を守りトップチェッカー。
ライコネンは今季4勝目でチャンピオンシップになんとか望みをつないだ。シューマッハは終盤、弟ラルフ(トヨタ)の追い上げに苦しむもなんとか順位を堅持し2位。
ラルフ・シューマッハが3位でトヨタで初めての表彰台を手に入れた。チームメイトのヤルノ・トゥルーリが4位。B・A・R・ホンダのジェンソン・バトンが5位入賞。同じく佐藤琢磨が8位で今季初ポイントを獲得した。