タクシー強盗被害の虚偽申告、今度は北海道

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北海道警は7月26日、客を装って乗りこんだ男に襲撃され、現金を強奪されたと虚偽の被害申告をしていた49歳のタクシー運転手の男を軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で書類送検する方針を決めた。捜査の過程で男の嘘が発覚したという。

北海道警・(札幌)豊平署によると、軽犯罪法違反容疑で書類送検されることになったのは、札幌市内に在住する49歳のタクシー運転手の男。この男は7月26日の午前4時25分ごろ、札幌市豊平区平岸付近の市道で、客を装って乗りこんだ20歳代後半の男に首をひもで絞められるなどの襲撃を受け、売上金約1万6000円を奪われたと虚偽の申告をした疑いがもたれている。

通報を受けて駆けつけた同署員に対し、男は「1時間ぐらい札幌市内をぐるぐると走りまわった」と供述。しかし、GPSと連動したタクシーの位置情報通報システム(ロケーター)には、これに該当する記録が無かった。また、運転席と客席の間にはアクリル製の仕切りがあり、ひもで首を絞めるのは難しいことから、警察ではこの点を追及したところ、男はあっさりと虚偽通報の事実を認めた。

男はその後の調べで「売上金は出会い系サイトへの支払いに使ってしまった」と供述。首吊り自殺を図ろうとしたが死にきれず、虚偽の強盗被害を思いついたという。

《石田真一》

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