7月27日、静岡県下田市内の国道で大型トラックが横転し、積荷のイワシ約9トンが路上に散乱する事故が起きた。回収作業に手間取り、現場付近は約18時間に渡って通行止めとなったり、片側通行の規制が行われた。
静岡県警・下田署によると、事故が起きたのは7月27日の午前0時30分ごろ。下田市白浜付近の国道135号線で、カーブを曲がりきれなかった大型トラックが横転。荷台に積載されていた動物飼料用の冷凍イワシ約9トンが路上に散乱した。
イワシは2車線を埋め尽くすだけでなく、周辺ののり面にも広範囲に散らばった。警察官や運送会社の社員などが回収に当たったが、数か多すぎるために作業は難航。横転したトラックを現場から撤去しようにも、作業車両が近づくことすらできず、結果として移動作業に着手できたのは事故から約14時間が経過した同日の午後2時すぎ。それまでの間、現場付近を中心にクルマの通行ができなくなった。
トラックは15時間30分後の午後4時近くにようやく撤去されたが、その後も午後6時30分ごろまで現場検証や路面清掃実施のための片側交互通行の措置が取られた。