カーマルチメディアがアブナい! …ウイルス

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コンピュータ業界の専門家の間では、カーマルチメディアデバイスや車載コンピュータに対するウイルス攻撃の高まりが懸念されているという。

多くの車が車載コンピュータにMP3や携帯電話をつないでいる現在、ブルートゥースなどを通してワイヤレスにウイルスを侵入させる技術がハッカーの間で進められている。個人情報に侵入される恐れがある他、クルマの制御コンピュータそのものがウィルスに侵されて機能を停めてしまう可能性も指摘されている。

現在までにこうした車へのウイルス侵入例は報告されていないものの、自動車メーカーはこうしたリスクを真剣に捉え始めている。携帯電話侵入型ウィルスとして初の発見例であるカビールは世界20カ国で発見されており、ブルートゥースを通して広がることが確認されている。

IDCリサーチによると、携帯やワイヤレス通信のセキュリティソフト市場は、現在7000万ドル程度だが、2008年には9億9300万ドル規模に膨らむ見込みだという。カーマルチメディアの登場により車の中の通信、エンターテイメント、情報などが充実し、ユーザーにとって役立つ機能が増える一方で、今後はPCなみのウィルス対策を迫られる時代がやってきそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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