鋼材の直撃事故、落としたトラックを特定

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大阪府藤井寺市の西名阪自動車道で、走行中の乗用車を落下物の鋼材が直撃し、47歳の男性が死亡した事故について、大阪府警は7月27日までにこの鋼材を落とした車両を特定し、近日中に当該車両の運転手を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を示した。

大阪府警・高速隊によると、問題の事故は7月19日の午前6時50分ごろに発生している。藤井寺市西古室1丁目付近の西名阪自動車道上り線で、落下物とみられる鋼材(長さ2.5m、4cm角)が47歳男性の運転する乗用車を貫通。この男性は直撃を受けて即死し、その直後にコントロールを失ったまま他車に衝突する事故が起きた。

警察では走行記録などから、この鋼材を落とした車両の捜索を行っていたが、後にこの鋼材はプレハブ建築用のものと判明。反対車線の上り線を滋賀県に向けて走行していた大型トレーラーから落下し、これを5分後に通過した大型トレーラー踏んで跳ね上がり、勢いを保ったまま下り車線側に飛んでいった可能性が高くなった。

トレーラーを運転していた人物は警察が行った任意での事情聴取で「鋼材が落ちたことは知らなかった」などと供述しているというが、警察では積荷の落下防止措置を怠ったものとみて、近く業務上過失致死容疑で書類送検する方針を示している。

《石田真一》

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