フォードの大型SUV、『エクスカージョン』が9月の終わりにも生産停止となりそうだ。
2000年にフルサイズバンとして登場したエクスカージョン、GMのシボレー『サバーバン』などのライバルとして注目され、初年度には5万台以上を売り上げたが、その後販売数は減少の一途。今年前半にはわずか7572台の販売に終わっている。
しかし一方で、フォードがエクスカージョンに替わるモデルとして『エクスペディション』のストレッチバージョンを開発中、というニュースもある。このクルマは「エクスペディション・マックス」と呼ばれ、通常のエクスペディションより全長で16インチ長い。早ければ2007年モデルイヤーとして発売される予定、と言われている。
ただしフォードがこのストレッチエクスペディションを発売するよりもシボレーが新型サバーバンを発売するタイミングの方が半年ほど早く、当初からの苦戦も予想されている。
ピックアップと並んでアメリカでは定番とも言える人気のあるフルサイズバンだけに、フォードがなんとかサバーバンの牙城を崩したいという姿勢はわかるが、現在の状況ではなかなか難しそうだ。