次期ボンドカーはフィアット パンダ!
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タイプは4×4仕様で、色は黒。撮影用に2台がフィアットから納車された。
ボンドカーは80年代初頭まで、トヨタ『2000GT』、フォード『マスタング』など少数の例を除き、アストンマーティン『DB5』、ロータス『エスプリ』といった英国車が幅を効かせていた。
やがて95年の『ゴールデン・アイ』からは、BMWが3作にわたって使用された。前作の『ダイ・アナザー・デイ』でふたたびアストンに戻り、『ヴァンキッシュV12』が使われた。
もし、今回のパンダが“お笑い系”ボンドカーだとすると、81年『ユア・アイズ・オンリー』のシトロエン『2CV』に続く快挙となる。
007シリーズは回を重ねるごとに、スポンサー色が濃くなっている。パンダ選定もフィアットのセールスによるものか、ストーリー上の必然性か気になるが、現在そこまで明らかにされていない。
いずれにしても、前作の5.9リットルV12から、いきなり直列4気筒1251ccになる。ボンドガールの反応は、等々、今からスクリーンが楽しみである。
《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》