逮捕の男「自分は運転していない」…金沢市の4人死傷

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今年7月、石川県金沢市内の国道8号線で、速度超過の状態で走行していたとみられる乗用車が中央分離帯のフェンスに激突して4人が死傷した事故について、石川県警は10日、このクルマを運転していた22歳の男を業務上過失致死傷や道路交通法違反容疑で逮捕した。男は容疑を否認している。

石川県警・金沢西署によると、問題の事故は7月4日の午前4時50分ごろに発生している。金沢市二宮町付近の国道8号線で、南進していた乗用車が中央分離帯のフェンスに衝突。これを突き破り、北陸自動車道の高架橋下に設けられた緑地帯に突っ込んだ。

クルマは2度の衝突で大破し、乗っていたいた4人のうち、助手席に同乗していた20歳の男性が頭を強打し、間もなく死亡。運転していた22歳の男性が全身打撲の重傷、後部座席に同乗していた女性2人が打撲などの軽傷を負った。

クルマは大幅な速度超過の状態で進行していたとみられているが、事故当時の現場は強い雨が降っており、路面が極めて滑りやすい状態にあった。警察では運転者の責任が重いと判断。重傷で入院していた運転者が回復したことから逮捕に踏み切った。

逮捕された男は警察の事情聴取に対して「運転していたのは自分ではない」として容疑を否認しており、「運転していたのは誰かわからない」などとも話しているという。

《石田真一》

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