14日、北海道小樽市内の市道で、乗用車がトンネル入口付近の側壁に激突する事故が起きた。この事故で運転者を含む2人が死亡、同乗していた2人が全身を強く打ち、意識不明の重体となっている。
北海道警・小樽署によると、事故が起きたのは14日の午後10時20分ごろ。小樽市蘭島2丁目付近の市道で、緩やかな左カーブを曲がりきることができず、対向車線側に逸脱した乗用車がトンネル入口の側壁に激突。反対側の壁にも再度ぶつかって止まった。
衝突によってクルマは大破し、運転していた35歳の男性と同乗していた8歳の男児が全身強打で間もなく死亡。後部座席に同乗していたとみられる29歳の女性と7歳の男児は頭を強打し、意識不明の重体となっている。
現場は国道5号線と併走する市道で、抜け道ルートとしても知られている。道幅の広い国道と同じスピードで走るクルマが多いが、市道の幅員は狭く、カーブを多いためにこれまでにも衝突や接触などの事故が多かったという。今回の事故も主因はスピードの出し過ぎでハンドル操作を誤ったことではないかと警察では推測している。