朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2005年8月19日付
●次世代エコカー「勝ち組」競う3方式 三菱自動車、東電提携で構図鮮明に(読売・9面)
●ポルトガル語の運転免許試験ミス、判明後、3年間放置(読売・38面)
●富士重工がハイブリッド車、07年度から販売 電気自動車は10年にも(朝日・8面)
●都市対抗野球大会、組み合わせスケジュール一覧、ホンダなど出場(毎日・22面)
●滑り止め破損、転落、ふそうトラック、運転手けが(毎日・29面)
●愛・地球博 目標の1500万人達成、「プリウス」など贈呈(産経・31面)
●トヨタ「ウィンダム」販売中止、年内方針、海外専用車種に(東京・9面)
●挑戦レクサス(上):絶妙のタイミング(東京・9面)
●無届け走行で日産書類送検へ きょうにも神奈川県警(東京・26面)
●ダイムラーメルセデス部門、ツェッチェ氏、責任者に(日経・7面)
●燃料電池使いコージェネ C02排出23%減 トヨタなど万博で実証実験(日経・13面)
ひとくちコメント
企業の夏休みもほぼ終了。富士重工(スバル)がハイブリッド技術など「次世代低公害車」を都内のホテルで公開すれば、三菱自動車も東京電力と電気自動車の開発で提携したと発表した。きょうの読売など各紙が大きく取り上げている。
富士重工と三菱は経営再建を最優先課題としており、「究極のエコカー」といわれている「燃料電池車」は膨大な開発費がかかることから見送られてきた。「次世代エコカー」開発の遅れを「電気自動車」でカバーするという狙いのようだ。再建の切り札になるかどうか、今後の成り行きを注目したい。
一方、愛知万博(愛・地球博)の入場者数が開幕から数えて目標の1500万人を突破。記念イベントでは来場者の中からトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」を愛知県長久手町の主婦がゲットしたという。