泥酔して運転、人身事故の記憶もなし

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19日、群馬県笠懸町内のカラオケ店駐車場で、泥酔して路面で寝込んでいた男性が、同じように泥酔していた男が運転するクルマにはねられて死亡する事故が起きた。

群馬県警・桐生署によると、警察が事故が認知したのは19日の午前3時15分ごろ。桐生市内の病院から「事故で死亡したとみられる男性が笠懸町から搬送されてきたが、死因がわからない。交通事故のようでもある」との通報が寄せられた。通報を受けた同署員がこの病院に急行。死亡したのが太田市内に在住する38歳の男性であることを確認した。

男性は笠懸町内のカラオケ店駐車場で、30歳の同僚とともに泥酔して路面に倒れているところを別の同僚に発見されている。発見された段階で死亡した男性は腹部などから血を流しており、すでに意識は無かった。警察では一緒に倒れていた男から事情を聞いたところ、この男が駐車場内でクルマを移動させようとした際、路面に倒れていた男性を誤ってひいた可能性が高くなった。

男は運転代行業者の運転によって現場のカラオケ店まで来たが、駐車場のスペースへ納めることは自分で行わなくてはならないことから、直後に運転を変わった。死亡した男性はこの段階でクルマを降りて路上に寝そべっていたが、男はこれに気がつかずにクルマを発進。男性の体を乗り越えて進行し、この際に男性の腹部などをタイヤで踏んだとみられている。

男は事故当時のことを覚えていなかったが、クルマが何かに乗り上げて動かないのでアクセルを吹かしたことなどは断片的に覚えているという。このため、警察では男を業務上過失致死容疑で逮捕し、さらに調べを進めている。

《石田真一》

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