23日未明、千葉県八街市内の国道409号線で、路肩を走行していた自転車2台に対し、後ろから走ってきた乗用車が衝突した。この事故で78歳の女性が全身を強く打って死亡。別の72歳女性も転倒した際に手足を打撲する軽傷を負っている。
千葉県警・佐倉署によると、事故が起きたのは23日の午前3時40分ごろ。八街市八街付近の国道409号線で、78歳と72歳の女性が自転車で路肩を走行していたところ、後ろから走ってきた乗用車が衝突。2台の自転車は相次いで弾き飛ばされた。この事故で78歳の女性が全身を強打し、収容先の病院で死亡。72歳の女性が手足を打撲する軽傷を負っている。
通報を受けた同署員が現場に急行し、乗用車を運転していた22歳の男の呼気を検知した結果、酒気帯び相当量のアルコール分を検知したため、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。78歳の女性死亡後は容疑を同致死傷に切り換え、調べを進めている。
男は自転車で走行していた女性たちの存在には衝突直前に気づいたらしく、ほとんど減速しないまま追突したものとみられている。調べに対し、男は「成田市内で友人と一緒に酒を飲み、自宅に帰る途中だった。少量の酒なので大丈夫だと思った」などと供述している。