路上にオイル…広範囲で事故多発

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23日朝、熊本県熊本市内の山間部を通る県道で、約2.2kmに渡って路面に油のようなものが撒かれ、9地点で車両合わせて14台が関係するスリップ起因の事故が発生した。一連の事故での負傷者は1名だったが、警察では車両の積荷として搭載されていた油が流れ出したとみて、調べを進めている。

熊本県警・熊本南署によると、事故が発生したのは、23日の午前8時25分ごろから同9時10分までの間。熊本市河内町岳から同島崎7丁目付近を通る県道で、路面に油のようなものが広範囲に撒かれ、追突や衝突などの事故が相次いで9件発生した。巻き込まれた車両の総数は14台となっており、71歳の男性1人が打撲などの軽傷を負った。

現場は山間部を通る片側1車線の道路でカーブが多く、油で滑ってガードレールなどに衝突する単独事故を起こした車両に対し、これを視認することができないままカーブに進入してきた後続車や対向車が追突や衝突する二次被害が発生したり、回避できたとしても油で滑ってカーブを逸脱するなどの事故が相次いだ。油の成分はわかっていないが、粘度のあるオイル状のもので、警察と消防がオイル処理材を使って除去している。

油の撒かれた範囲は約2.2km区間にも及んでいることから、警察ではトラックなどに積荷として搭載されていた油が何らかの理由で漏れ、広範囲に散らばったものとみて、関係した車両の捜索を行う方針だ。

《石田真一》

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