23日、山形県山形市内にある2カ所のファミリーレストランの駐車場で、クルマ8台のタイヤに穴が開けられてパンクさせられたり、ボンネットにスプレーで落書きされるという損壊事件が発生した。いずれのクルマも店内からは死角にあたる部分に駐車されていたという。
山形県警・山形署によると、最初の事件が起きたのは23日の午後10時ごろ。山形市南原町1丁目付近にあるファミリーレストランの駐車場に止めてあった乗用車1台のタイヤ2本がパンクさせられているのを所有者が発見。警察に届け出た。警察では器物損壊事件として捜査を開始した。
それから約30分後の午後10時30分ごろ、今度は約3km離れた山形市高堂2丁目付近にあるファミリーレストランの店員から「客や従業員のクルマ8台のタイヤに穴が開けられ、パンクした」との通報が寄せられた。
2番目に被害を受けた店舗では、当時20-30台近いクルマが駐車されていたが、被害に遭った7台はいずれも店内から死角に止められていた。タイヤは千枚通しのような先の尖った刃物で穴が開けられていたほか、一番奥にあった1台はボンネットが陥没させられ、さらにはスプレーで落書きされていたという。
警察では同一犯による犯行の可能性も考えられるとして、不審な人物の目撃情報が無いかどうかを調べている。