オークションで部品転売、仕入れは盗みで

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警視庁は25日、インターネットオークションで転売する目的で原付バイクを盗みだしていたとして、東京都三鷹市内に住む元暴走族メンバーを自称する男3人と、盗難の実行役とみられる少年20人を逮捕した。

警視庁・少年事件課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは20−21歳の男3人と、同市の周辺に在住する15−19歳の少年20人。この23人は三鷹市の周辺で原付バイクなど約20台を盗難した疑いがもたれている。直接の逮捕容疑は昨年9月、東久留米市内に在住する50歳の女性が所有する原付バイクを盗んだというもの。

グループは盗んだバイクを分解し、部品レベルにしてインターネットオークションを通じて転売していた。バイクそのものを販売するとフレームナンバーなどから盗難が発覚するものの、廃部品を入手したと偽って販売すれば発覚しにくく、バイクそのものを販売するよりも利益が多くなるからだとみられている。

逮捕された主犯格の男らはいずれも容疑を大筋で認めており、「部品は意外なほど高値で裁けるし、バラバラに分解すれば盗難したバイクであることも発覚しにくいと思った」などと供述しているという。

《石田真一》

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