死角から飛び出し、はねられて意識不明

自動車 社会 社会

27日、群馬県高崎市内で、クルマから降車して道路を横断しようとしていた8歳の女児が、対向車線側を走行していた乗用車にはねられ、意識不明の重体となる事故が起きた。警察では女児が対向車の死角から飛び出してきたことが事故の原因とみている。

群馬県警・高崎署によると、事故が起きたのは27日の午後1時55分ごろ。高崎市上中居町付近の市道で、8歳の女児が道路を横断していたところ、対向車線側を走行していた21歳の男性が運転する乗用車にはねられた。女児は路上に転倒した際に頭を強打し、意識不明の重体となっている。

女児は近くのバレエ教室に通うため、事故の直前に母親が運転するワゴン車で現場に到着した。この際、女児は左側のスライドドアを開けて降車。そのまま車体の後ろ側を通り、反対側の道路に飛びだしたところをはねられたとみられている。警察ではクルマを運転していた男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、飛び出してくる女児をほとんど視認していなかった。

このため、警察では女児が対向車線の視認ができない位置から飛びだし、女児をはねた車両の運転者も死角から飛び出してきた女児の存在に気がつかなかったことが事故の主因になったものとみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る