【プジョー1007海外リポート】その2 ポップで楽しげなキャラクター…河口まなぶ

自動車 ニューモデル 新型車
【プジョー1007海外リポート】その2 ポップで楽しげなキャラクター…河口まなぶ
【プジョー1007海外リポート】その2 ポップで楽しげなキャラクター…河口まなぶ 全 7 枚 拡大写真

いっぽう、インテリアもポップな雰囲気で楽しげ。シートなどの基本パーツをシトロエン『C2』と共用するにもかかわらず、エアコンの吹き出し口やシート座面のセンター部分などにポップな色使いを与えて、まったく異なる印象を伝える。

面白いのは吹き出し口のリングやドアトリム、シートのセンタートリムなどが脱着可能となっていること。そして別売で12種類のトリム・セレクションを用意しており、ユーザーの好みに応じて交換することができる。「カメレオ」と呼ばれるこのシステムをプジョーはじつに誇らしげに強調したのだった。

『1007』はシトロエンC2とプラットフォームを共用するため、メカニズムは基本的に同様だ。搭載エンジンは1.4/1.6リッターの直4で、1.4リッターは75ps/12.5kgm、1.6リッターは110ps/15.3kgmとC2の1.4VTR/1.6VTRと同じ数値。組み合わせられるトランスミッションはやはりC2と共通の2ペダルMTで、シトロエンは「センソドライブ」と呼ぶがプジョーでは「2トロニック」と呼ぶ。

サスペンションはフロントにマクファーソン・ストラット、リアにトレーリングアームという小型車の定番的組み合わせ。もちろんC2と共通するが、ボディの形状や重くなった車重(グレードによっては1200kg超)にあわせてサスペンションはセットされ、当然ここでシトロエンとの味付けの違いを実現していることは間違いない。

最大の特徴であるボディ両側に与えられた超大型スライドドアは、「オープン・セサミ!(=開けゴマ!)」に由来する「セサミ・ドア」と呼ばれる。そういえば1007のコンセプトモデル時代の名前もこの言葉に由来する「セサミ」であった。

ドアそのものが超大型となるだけに開口部はじつに920mmも確保されており、コンパクトな全長ゆえにこのドア1枚で後席にまでアクセスできる。こうした構造をプジョーでは「シングルコンパートメント構造」と呼び、これをして新しさや使い勝手のよさとして強調している。(つづく)

《河口まなぶ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る