アップルコンピュータ社は、北米市場でアキュラ、アウディ、ホンダ、フォルクスワーゲンと提携し、2006年モデルラインに対して『iPod』対応のカーステレオの提供に乗り出すと発表した。
ステレオにiPodをドックさせることにより、ユーザーはミュージックライブラリをクルマに持ち込み、ハイクオリティな音質で楽しむ事ができるようになる。今回の提携により、2006年にはアメリカ国内でiPod対応型ステレオを搭載するクルマは500万台ペースになるという。これは全米の新車販売のおよそ3分の1に当たる。
また、ホンダとアキュラに搭載されるiPod対応型オーディオは、初のボイスID(コマンドによってプレイリストやアーチスト、アルバムなどの検索ができる)やテキスト・トゥ・スピーチ機能を備えたものになる。ホンダとアキュラでは今年の終わりまでにほとんどのモデルにiPod対応を備える予定。
また11月にはアウディが『A3』、『A4』、『TT』の各モデルに、フォルクスワーゲンはアメリカで販売されるほぼすべてのモデルに同様のiPod対応オーディオを搭載する。
サテライトラジオにiPodと、クルマで楽しむ音楽にますます幅が広がりそうだ。