宮城の ムーヴ 大量盗難、実刑判決

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ダイハツ『ムーヴ』を専門に窃盗を続け、エンジンなどの部品をインターネットオークションで転売したとして、窃盗罪に問われた36歳の男に対する判決公判が12日、仙台地裁で行われた。裁判所は被告に対し、懲役5年の実刑判決を命じている。

被告の男は2002年ごろからムーヴに的を絞って盗みを開始。逮捕されるまでの3年間に約70台を盗み、それを部品レベルに分解した上で、エンジンやトランスミッションなどの基幹部品をインターネットオークションに出品。廃部品と偽って販売し、不当な売り上げを上げていた。

男がムーヴを盗んでいたため、宮城県内においては車種別でムーヴの盗難台数が突出して多くなるなど、数字として目に見える状態となっていた。

12日に行われた判決公判で、仙台地裁の卯木誠裁判官は、被告は当初から部品を転売する目的で盗みを重ねていたと指摘。「盗難件数も多く、道具を使ってドアを開錠したり、エンジンを始動するなどの手口は巧妙かつ、職業的な犯行で極めて悪質」と断定し、被告に対して懲役5年の実刑を言い渡している。

《石田真一》

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