【新聞ウォッチ】80歳で運転免許取得、カリスマ経営者の中内功氏死去

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年9月20日付

●北朝鮮、核放棄を確約、6カ国協議(読売・1面)

●ダイエー創業、中内氏死去(読売・1面)

●住商、米タイヤ大手買収、1200億円、小売りに進出(朝日・9面)

●飲酒人身事故に法の死角 逃げ得「許せない」 ひき逃げ増加5年で1.4倍に(朝日・39面)

●万博黒字100億円、入場者目標軽くクリア(東京・28面)

●ホンダ、北米で40社に倍増 部品メーカーと新車開発、全車対象 コスト圧縮(日経・9面)

ひとくちコメント

ダイエー創業者の中内功氏が亡くなった。きょうの各紙が1面準トップで報じているが、北朝鮮が核放棄を約束した6カ国協議のニュースが飛び込んでこなければ、トップ記事になったところである。

中内氏は言うまでもなく流通革命の先駆者で、昭和時代の創業者の中でも松下幸之助、本田宗一郎氏らとともに代表的なカリスマ経営者だった。が、松下、本田両氏との決定的な違いは、バブル崩壊後も時代の流れに逆行し、ひたすら多角化の拡大路線を突っ走ったために大量の不良債権を抱え込むなど、晩節は決してハッピーな人生を送ることができなかったことだろう。

それでも80歳で自動車免許を取得、パソコンで友人とのメール交換を行うなど旺盛な好奇心とチャレンジ精神は生涯失うこはなかった。また、「一流主義より一番主義」などワンフレーズの語録も上手だった。合掌。

《福田俊之》

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