15日、徳島県藍住町で追突事故を起こし、現場から逃走していたとみられる女性が変死する事件が起きた。警察では事故を起こした際に負傷し、それが直接の原因となって死亡した可能性が高いとみている。
徳島県警・板野署によると、事故が起きたのは15日の午後8時ごろ。藍住町徳命付近の町道で、信号待ちをしていた35歳の男性が運転する乗用車に対し、後続の軽自動車がほとんど減速しないまま追突、そのまま現場から走り去った。男性にケガが無かったことから、警察では道路交通法違反(事故不申告)容疑で捜査を開始した。
同日の午後10時ごろ、事故現場から約2km離れた藍住町矢上前付近にある同町役場の警備員から「駐車場に前部が壊れたクルマが駐車されており、車内で女性が倒れている」との通報が消防に寄せられた。消防から連絡を受けた警察官が現場に急行したところ、運転席でうずくまるように倒れている女性を発見。病院に収容したが腹部の大量出血が原因で間もなく死亡した。
後の調べで、死亡したのは発見現場近くに住む54歳の女性と判明。受傷状況から追突事故によって負傷した可能性が高いとみられている。