【スズキ スイフトスポーツ詳報】その1 見た目とのギャップも魅力的

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキ スイフトスポーツ詳報】その1 見た目とのギャップも魅力的
【スズキ スイフトスポーツ詳報】その1 見た目とのギャップも魅力的 全 5 枚 拡大写真

新しい『スイフトスポーツ』は見た目以上に、オトナのクルマに仕上げられている。スタイリングは凄みのある専用のフロントマスクに変更され、タイヤも16インチにサイズアップ。マフラーも左右の2本出しになっている。室内に目を移せば、シートやドアトリムは赤と黒のツートン。

【画像全5枚】

それを見た瞬間、「さぞかしヤンチャなホットハッチだろう」と勝手に想像していたのだが、実際のところは違っていた。エンジンの特性や足まわりの味付けは、じつに扱いやすくセッティングされているのだ。

それを表すかのように、新型スイフトスポーツはすべて5ドアで、ATも用意されている。3ドアでMTだけの先代に比べて、より門戸を広げているのだ。

とはいっても、スポーツ性能が犠牲になっているわけではない。排気量は1.5リッターから1.6リッターにスケールアップされ、最高出力は115psから125psに高められている。ボディが大きくなっているので、当然車両重量も増えているが、それを差し引いてもパワーアップを体感できる。ちなみに、80km/hから120km/hまでの追い越しにかかる時間は2.5秒も短縮されているという。

スズキ エンジン設計部 山本通泰さんは「新型はより多くのお客様にスイフトスポーツの楽しさを体感していただきたいと思い、ATも設定しております。エンジンの排気量も上げ、低中速のトルクを重視しておりますので、ATと組み合わせてもスポーティな走りが楽しめると思います」とコメント。

実際に新型スイフトスポーツは、全体的な動力性能を大幅に上げながらも、非常に乗りやすい。見た目はヤンチャなコンパクトスポーツだが、これならエントリーユーザーから、ウデに自身のあるベテランドライバーまで、多くのドライバーが走りを楽しむことができるだろう。そのギャップも魅力のひとつだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. 3輪電動モビリティ「Raptor」、新デザインモデル初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る