この秋のフルモデルチェンジを前に発表された新型日産『ウイングロード』プロトタイプ。ボディサイズは現行型とほぼ同じ大きさながら、のびやかなデザインを実現している。
新型ウイングロードプロトタイプとして公開されたサイズは、全長4415mm、全幅1695mm、全高1495mmと、全長で5mm、全高で20mm拡大されているに過ぎない。だが、ホイールベースは2535mmから2600mmへと大きく延長されている。
新型ウイングロードの商品企画を担当した、商品企画本部の中村修さんは「ウイングロードはSサイズのワゴンとして高い評価をいただいておりましたので、新型となっても取り回しの良い、扱いやすいサイズは維持したいと考えました」
「デザイン上の特徴は、ユニークなキャラクターラインとルーフラインです。新型は20代のデザイナーの意見を取り入れ、商用車のことを考えずにデザインされておりますので、新しいワゴンのスタイルが上手く表現されていると思います。展開としては標準車とエアロバージョンの2種類のエクステリアを用意する予定です」とコメント。
新型ウイングロードプロトタイプのルーフラインはキャビンの上部では、なだらかな曲線を描いているが、ラゲッジの上から直線的になっている。こういった今までにないデザインを取り入れることで、新しいワゴンのイメージを作り上げようとしている。