ダイハツ、新触媒で年20億円のコスト削減

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ダイハツ、新触媒で年20億円のコスト削減
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ダイハツ工業は6日、排ガス触媒に使う3種類の貴金属すべてが自己再生する技術を開発したと発表した。貴金属の量を大幅に減らすことができ、この新型触媒に切り替えた場合、「年間20億円程度の貴金属費用を削減できる」(中窪民郎常務)と試算している。

ダイハツはこの触媒を「スーパーインテリジェント触媒」と呼んでいる。同社は2002年10月にパラジウムが自己再生する「インテリジェント触媒」を開発、トヨタ車を含む150万台の車両に採用してきた。今回、白金とロジウムについても同じ機能を持たせることに成功した。

これらの貴金属の使用量は、他社の触媒に比べ75%削減できるという。年内から新触媒を車種展開する。日本原子力研究開発機構の協力を得て、キャタラーおよび北興化学工業と共同開発した。中窪常務は「省資源に寄与するので、同業他社への要請にも対応したい」と、ライセンス供与の方針を示している。

《池原照雄》

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