【新聞ウォッチ】トヨタ富士重提携、続報、社説もいろいろ

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年10月7日付

●トヨタ、富士重米工場で生産、2007年にも、航空技術者の活用検討(読売・2面)

●社説・トヨタ自動車、富士重株取得が示す対GM配慮(読売・3面)

●F1日本GP きょう開幕(読売・23面)

●富士重のハイブリッド車開発、トヨタから部品調達へ(朝日・1面)

●日産ディーゼル 9000台リコール(朝日・37面)

●社説・スバル、時計の針は再編から自立へ(毎日・5面)

●富士重、トヨタ、提携の成果は?(毎日・9面)

●主張・トヨタ・富士重、長所生かす日本流に期待(産経・2面)

●GMの富士重株放出、次はスズキ・いすゞ?(産経・10面)

●トヨタ、新新種開発、大気浄化植物能力アップ(産経・10面)

●日産が販売公約年100万台増達成(産経・10面)

●社説・トヨタ・富士重、摩擦防ぐ窮余の一策(東京・5面)

●ダイハツ、省資源、低価格新型触媒を開発(東京・8面)

●買い殺到、初日の取得ゼロ、富士重自社株買い計画(東京・9面)

●社説・トヨタが目指す“円満な”世界制覇(日経・2面)

●2005年度上半期の車名別ランク、「カローラ」首位(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が米ゼネラルモーターズ(GM)が保有する富士重工業の株式を取得することになったが、両社の提携合意に関連した記事をきょうの各紙が報じている。読売、日経などは富士重の米工場でトヨタ車を生産することを検討していると報じ、朝日は富士重が開発中のハイブリッド車についてトヨタから部品を調達するという内容だ。

また、朝日を除く各紙は社説のテーマにもなったが、各紙の主張はいろいろだ。不振のGMを間接的に支援することで貿易摩擦を回避させる狙いがあるとの論調が主流だが、毎日は、過去の自動車再編劇に触れながら富士重の経営姿勢を言及、もう一度「90年代前半に戻って自力で生き残る気概を期待したい」と結んでいる。

筆者も、生え抜きの竹中恭二社長の手腕に注目していたが、結局、独自色を出せないままトヨタにすり寄るほかに選択肢がなかったのは残念でならない。

《福田俊之》

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