ブリヂストンの北米タイヤ製造・卸売事業子会社のブリヂストンファイアストン・ノースアメリカン・タイヤ・エルエルシーは、2000年8月にファイアストンが実施したタイヤ自主回収および2001年5月にフォード社が行ったタイヤ交換プログラムに関連する費用精算を含む事項などで、フォード社と和解したと発表した。
この和解契約では、ファイアストンが2億4000万ドル(約274億円)をフォード社に支払うことで、タイヤ自主回収およびタイヤ交換プログラムに関連して両社の間に発生したあらゆる案件について包括的な和解が成立したと、している。
ファイアストンの持株会社のブリヂストン・アメリカス・ホールディング・インクは、今回の最終的な和解は「ファイアストンとフォード社の両社が歩み寄り、合意に至ったもので、合理的な和解に至ることができたことに大きな意味があると考えている。当社は、ファイアストンが将来のビジネスに集中することが可能となった点で、この和解は北米タイヤ事業の未来にとって最良の解決方法であると確信している」とのコメントを発表している。
フォードとブリヂストン・ファイアストンは、今回の和解で、停止していた取引きも再開する。