【東京モーターショー05】日産 フォーリア は銀塩カメラの名機

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー05】日産 フォーリア は銀塩カメラの名機
【東京モーターショー05】日産 フォーリア は銀塩カメラの名機 全 5 枚 拡大写真
日産の4ドアクーペコンセプト『FORIA』(フォーリア)の全体の造形やフィニッシュは見事で、宝飾品をイメージしたというきらめきのあるヘッドランプやリアコンビネーションランプ、指輪のリング部のような鏡面とサンドのコンビネーションを持つアルミムク材のモール類など、細かいデコレーションが華やかさを演出する。

インテリアのテーマは上質さ。「皮革と金属の留め鋲が一体となっている馬の鞍にインスパイアされた」(佐藤氏)というレザートリムは、まさしく鞍風の鋲止めレザー。色合いもダークブラウンで、シックなムードを漂わせる。メーター類はレトロなデザインのアナログだが、単なる懐古趣味ではなく、銀塩カメラの名機のような精緻感を持たせている。

走りのほうも、決してハイパワーではないがレスポンスに優れたNAエンジンと、最新の4輪操舵システム「4輪アクティブステア」、ステアリングシフトATなどにより、ワインディングを小気味よく駆け抜けられるだけの性能を持つ。まさに大人の悦楽を追求したパーソナルクーペと言えるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る