損害保険主要6社がまとめた05年度上半期の営業成績は、自動車保険が6社中5社で前年を上回った。自動車保険は割引率の進行などにより低迷していたが、ようやく回復傾向が見えてきた。
最大手の東京海上日動は、前年同期にくらべ0.6%増の4289億円だった。同社の自動車保険料収入は、昨年10月1日の合併以来、マイナス傾向が続いてきたが、8月に投入した新商品「トータルアシスト」がテコになり、プラスに転じた。
2位、3位の損保ジャパン、三井住友海上もプラスになった。損保ジャパンは前年同期にくらべ1.1%増の3397億円、三井住友は、同1.6%増の2882億円だった。
このほか、4位のあいおい損保、6位のニッセイ同和損保が増加。5位の日本興亜損保は、生保との販売提携による販売増が一巡し、1.7%のマイナスだった。