欧州でさっそうとデビューを果たした3代目トヨタ『RAV4』が、『RAV4コンセプト』として東京モーターショーにお目見えする。ショーモデルは右ハンドル化されており、日本登場間近であることをうかがわせる。
初代モデルは5ナンバーサイズだったRAV4も今や堂々たる3ナンバーのグラマラスボディに。ボディサイズは全長4335×全幅1855×全高1720mm。全長こそ短いが、全幅は兄貴分のハリアーをも上回る。サスペンションは前マクファーソンストラット、後ダブルウィッシュボーン。エンジンは2.4リットル直4とCVTの組み合わせだ。
デザインのキーワードは「Modern Rugged(モダンラグド)」。ワインディングでもきびきびした走りを予感させる前傾フォルム、横Gに対してびくともしない踏ん張り感を強調するフェンダー形状などが特徴だ。
RAV4コンセプトのセールスポイントのひとつは、高効率パッケージによる圧倒的なスペースユーティリティだ。床下部品の超薄型化による低フロア化をはじめ、トリム断面やシート形状のスリム化、リアシートのチルトダウン機能などによって、多機能な空間を作り出している。まさに新時代のSUVと呼ぶにふさわしい仕上がりを、会場で存分にチェックすべし。