日本自動車工業会が26日発表した05年度上半期の四輪車輸出台数によると、乗用車の輸出が前年同期にくらべ2.9%増の214万台となり、90年以降で過去最高となった。日本車の海外での販売が好調で、現地生産とともに輸出も増加した。
上期の四輪車輸出台数は、前年同期にくらべ1.6%増の249万台となり、2年連続で増加した。トラックは9.2%のマイナスとなったが、乗用車とバスが増加した。
上半期の乗用車の輸出は、86年に249万台を記録したが、貿易摩擦と生産の現地化を背景に、90年代以降は200万台を下回ってきた。しかし、このところの原油高を背景に、燃費効率の高い日本車の需要が増加。現地生産の増加とともに、輸出も増加した。北米や中南米向けが増加した。
メーカー別では、トヨタ、マツダ、三菱、ホンダ、スズキ、ダイハツ、三菱ふそうが前年を上回った。また車種別では普通乗用車が141万台で、過去最高だった。